赤ちゃんの活動範囲はどんどん広がります。寝返りから始まり、お座り、ハイハイと、赤ちゃんは日々新しい動きを覚え、周囲のものに興味を示し始めます。理想的には広いスペースで自由に動かせることですが、狭い部屋では工夫が必要です。
赤ちゃんが安全に遊べるように部屋を整えることは、成長の各段階で重要です。特に、物を触ったり口に入れたりする段階では、安全面を考慮した部屋作りが不可欠です。
我が家もアパート暮らしで子供部屋がないため、リビングの限られたスペースを活用しています。狭い部屋で赤ちゃんのスペースを確保するために行った工夫について、実際の例を挙げながらご紹介します。
赤ちゃんの部屋のアレンジアドバイス
赤ちゃんの家の中での遊び場所を広げる必要が出てきます。最初は布団の上が主な遊び場ですが、やがてより広いスペースが必要になります。以下は、赤ちゃんに適したスペースを作るためのいくつかのコツです。
1. 家具の配置を見直す
ソファやテーブルなどの大型家具は、壁際に寄せるか、まとめて配置することで、赤ちゃんの遊ぶためのスペースを確保できます。
2. 高い収納家具を利用する
背の高い収納棚を使用すると、床面積を有効に活用でき、赤ちゃんが手を届けられない高さに危険な物を収納できるため、安全性が向上します。
3. 不要な家具を処分する
赤ちゃんが家族に加わると、生活スタイルも変わるため、不要な家具を処分してスペースを広げることが有効です。
私たちの家もアパート暮らしで子供部屋がなく、リビングで過ごす時間を大切にしています。そのため、赤ちゃんの成長に合わせて家具の配置も変更しました。
実際の対策例
・飾り棚やチェストなど赤ちゃんに危険な家具は別の部屋に移動する。
・家具を壁際に寄せることで、部屋の中央に赤ちゃんの遊び場を作る。
・ローテーブルを折りたたみ式に変更し、使用しない時はソファの下に収納する。
・赤ちゃんが立ち上がり始めた時のために、折りたたみ式のダイニングテーブルを導入する。
赤ちゃんのための安全対策
家の中の安全対策も見直す必要があります。以下のポイントに特に注意しましょう。
1. 家具や壁の角を保護する
赤ちゃんは家具や壁の角にぶつかりやすいので、柔らかい素材のコーナーカバーを取り付けることが重要です。目立たない色や形のカバーを選び、赤ちゃんが興味を持たないようにすることが大切です。また、家具の脚やドアの隙間にも注意が必要です。
2. 電化製品とコードの安全対策
電化製品やコードは赤ちゃんにとって危険です。使用しない電化製品はコンセントから抜き、コンセントにはカバーを取り付けましょう。また、コードは結束バンドで固定して赤ちゃんの手が届かない場所に隠します。テレビやパソコンは壁面収納や専用のテレビ台で囲い、ロック機能のある電子レンジやオーブンを利用するのも良い方法です。
3. 床の清潔を保持する
赤ちゃんは床に落ちた小さな物を口にすることがあるので、床の清潔さは非常に重要です。定期的に掃除機や拭き掃除を行い、床を清潔に保ちましょう。また、床が硬いと赤ちゃんの手や膝に負担がかかるため、柔らかく滑りにくいジョイントマットやラグの使用がおすすめです。これらは部屋の雰囲気を変えることもできます。
赤ちゃんの部屋の中の安全対策グッズ
さらに赤ちゃんの安全を確保するには、以下のようなグッズがおすすめです。
1. コーナーカバー
家具や壁の鋭い角をカバーするために、コーナーカバーが役立ちます。透明タイプや柔らかいPVC素材製のものを選ぶと、赤ちゃんが噛んでも安全です。しっかりと固定できる両面テープ付きのタイプが便利です。
2. コンセントカバー
コンセントの差し込み口をカバーすることで、赤ちゃんの安全を守ります。白色プラスチック製で、取り外しに専用キーが必要なタイプなどがあります。これにより赤ちゃんが勝手に取り外すのを防げます。
3. ジョイントマット
床を柔らかくすることで、赤ちゃんの手や膝を保護できます。衝撃を吸収しやすい厚みがあるもの、防水加工が施されたもの、滑りにくい表面加工されたものがおすすめです。色や柄が豊富なので、部屋の雰囲気に合わせて選べます。
これらのグッズを使うことで、赤ちゃんが安全に過ごせる環境を作ることができます。
まとめ。つらくなったら外出をするのも手
家の中だけでは赤ちゃんの活動範囲に限界があるため、考え方を変えて外出をするのも一つの方法です。
例えば、子育て支援センターはひとつの候補です。そこでは赤ちゃんが安全に遊べるおもちゃが多数あり、新しい刺激を与えてくれます。子供が安心して遊べる環境で、私もリラックスできました。また、季節のイベントなどもあり、楽しい時間を過ごせます。
さらに、天気の良い日には、アパートの前や近くの公園で赤ちゃんを遊ばせてみるのはどうでしょうか。車の通りが少なく、自然に触れられる場所で、赤ちゃんは自由にハイハイやお遊びができます。プレイウェアを着せれば汚れを気にせずにすみ、外での活動が赤ちゃんの良い刺激になりますよ。